うぶすな定期便に同梱している薬膳茶のご紹介です。 毎月、季節にあわせて、 福岡”安樹堂”の漢方薬剤師・矢野久美子先生に オリジナルでブレンドいただいています。
9月の薬膳茶【潤肺清熱茶】
9月はだんだんと空気が乾いてきますが、 まだ夏の暑さが残るころ。 秋は五臓の「肺」が影響を受ける時期となり、 のど、鼻、気管支などの症状が出やすくなります。
乾燥は肺を弱らせてしまうため、 肺を潤す「潤肺」の生薬。 まだ残る暑さへの対策や呼吸器の炎症に対して 効果のある「清熱」の生薬。 両方合わせて初秋の養生に良いお茶となります。
お茶の働き
潤肺清熱(呼吸器系や皮膚を潤し、炎症や熱っぽさを取る)
配合:桑の葉・玉竹・拘杞・灸甘草 作り方の目安:300~350mlの熱湯で7~10分 ※急須やマイボトルなどで入れることを想定しておりカップ2杯分取れます。
《効能》 桑の葉 :五臓の「肺」の炎症をとり、のどの痛みやイガイガ、皮膚のかゆみなどにもよいです。 また高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣予防に健康茶としても。 ※上記の症状がない方が飲んでも問題ありません。
玉竹 :五臓の「肺」に潤いを与え、元気にする働きがあります。 空咳や口の渇きを和らげ、お肌に潤いを与えます。
拘杞 :五臓の「肺と腎」を養うので、呼吸器系だけでなく老化防止にも。 目の疲れや老眼にも良いですが、肺に潤いを与え空咳にも効果的です。
灸甘草 :甘みにより、胃腸や「肺」を元気にする働きがあります。 他の生薬の作用を整え、薬効を上げたり飲みやすくする働きがあります。 ※五臓の「肺」は西洋医学的な呼吸器系や皮膚のことを指します。
うぶすなにて、1回分に分包しています。 紙製のティーパックを使用していますので、 マイクロプラスティック溶け出しの心配はございません。
9月もすこやかに過ごされますように。