畑は水はけが大事
最初に貸していただいた、思い出深い田んぼで、久々にガチンコの土方仕事してます。
周りのの田んぼと、完全に独立してるので、無農薬には最適な場所です。
が、ここで野菜作ると言うと、 「こんな土が重いところで畑なんかやめとけ」 と、皆さんに口を揃えて言われました。
今になれば言われた通りなんですが、知らないが故に、当時はやる気で何とかなると無謀なチャレンジを繰り返してました。
当時の無駄な作業(泣)は、全て今の糧になってますが、悪戦苦闘して、手作業でカマボコ状に土を運んだこの田んぼが、稲作には完全にマイナスになります。
何とかなるかなーと、稲を作ってみましたが、見事に草だらけに。
改めて平らにする為に、せっせと土を戻しています(大泣)
当時と今で、考え方が完全に違うのが、与えられた条件と調和する。という部分です。
はじめた頃は自分が作りたい作物や、リクエストされたものを作ろうとしていました。
ですが農産物は自然と一緒になって育てるもの。
土の性質や、気象傾向、土地の条件などとキチンと対話して作物を決める事が大切です。
自然が助けてくれる作物を選べば、無農薬でも苦労せずに育っていってくれます。
今までの経験で、この田んぼのベストな選択はお米です。
谷地の気候も、土壌の質も、豊富な水も、稲作には、全て生育を助けてくれる追い風に。
まわりの自然が、愛情いっぱいにとても美味しいお米に育ててくれます。
こんなに頼もしい助けを受けようとしてなかったなんて、何ともったいない事をしてたもんです。
でも全部手作業でこれだけの量の土を運んでたなんて、頑張ってたなーと、当時の自分を褒めてもあげたい。
今は機械が揃って、当時よりは随分楽に作業できてますが、これも支えてくれてる皆さんのお陰です。
無農薬農業してると、本当に色んな愛情もらって私達は生きていけてるんやなーと実感します。
皆さんいつも本当にありがとうございます\(^o^)/