2025/12/18
大分県の山あいで、農薬・化学肥料・除草剤を使わずにお米と野菜を育てています。
お米はすべて自家採種の掛け干し米で、旭・いのちの壱・黒米など、昔ながらの品種が中心です。
季節の野菜もなるべく自家採種に取り組みながら、露地栽培でのびのびと育てています。
田んぼの水は地域の山の恵みをいただき、畑の土づくりには落ち葉や山土など、身近な自然の循環を大切に。
日々の作業の合間にふと吹く風の気持ちよさや、田んぼや畑に流れる時間のゆるやかさが、この農園の原動力です。

もともと生きることに関わる仕事がしたいという思いがありました。
大工や染め物にも興味がありましたが、ある日オーガニックのイベントで無農薬栽培の農家さんの話を聞いたことが転機に。
その方の話す「種が土地を覚えていく」という言葉に心を打たれ、週末に手伝いに行くようになったのが農業のはじまりです。
通ううちに田んぼの空気の気持ちよさや、自然の中で働く心地よさを感じ、自分もやりたいと思うようになりました。
「種をまいても次につながらない」という現実を知った時の違和感が、いまの自家採種へのこだわりにつながっています。
昔ながらの品種を自分の手でつなぎ、土地になじんでいく作物を育てる。
それは、自然とともに暮らす感覚を取り戻す営みだと感じています。

農薬や除草剤を使わないのは「気持ちよくないから」。
自分にも環境にも気持ちのよい農業を続けたいという思いが、活動の軸になっています。
地下水や生き物への影響を考えながら、草刈りの際にもできる限り命を奪わないように。
苗土には地域の山土を使い、落ち葉を堆肥にするなど、地域の循環の中で生産活動を行っています。
現在は、冬野菜の種取りの安定化に取り組んでいます。
霜の影響で思うように実がつかないこともありますが、地域に合った方法を探りながら、少しずつ改良を重ねる日々です。
将来的には、ほとんどの作物を自家採種にし、近い人たちと助け合いながら、地域全体で持続できる農の形をつくっていきたいと思っています。


大分の山あいで、農薬や化学肥料、除草剤を使わずにお米と野菜を育てています。
お米はすべて自家採種の掛け干し米で、旭やいのちの壱、黒米など、昔ながらの品種を丁寧に受け継いできました。
畑では山土や落ち葉を取り入れ、自然の力を巡らせながら季節ごとの恵みを大切に。
環境への負担をできるだけ減らし、種とともに続く心地よい暮らしを目指しています。

