生産者のお便りとお知らせ

いつかコーヒーが世界でぜんぶ一緒になっちゃったら、どうしよう….

2025/01/26

国によって、地域によって、山によって育つコーヒーは違う

という今日は真面目な話。

皆さまご存知の通り、 コーヒーはコーヒーベルトって呼ばれる 赤道近くの国たちで生産されてるんだけどね。

土壌によって、そこで育つ他の次第で、 そこで生産されてるコーヒー品種で 全然味が違うんですよ。

産地の違いを楽しめているありがたさ

だからありがたいことに私たちは いまは産地ごとにあるコーヒーの違いを 楽しめてるよね。

“国”では定義できないよ😆 だって日本だって北から南まで いろんな土壌や特徴の山があるでしょー?

ゲイシャ至上主義が作りだすつまらない世界

昨今のコーヒー業界の流行といえば、 ゲイシャ と呼ばれるコーヒーの品種。

みんな一度は聞いたことあるかな?

この子はとっても香りが高くて、 もちろん美味しいのですが、 とてもとても高く売れるんですねー。

それはコーヒー屋さん→消費者に対してもだし、例えば生産者→コーヒーロースターに対しても、 そうなのよ。

ゲイシャはおいしいから 高く売れるから 植えた方がいい

そんな入れ知恵が他国からされて 産地にはゲイシャが増えています。

でもゲイシャは育てるのが難しい。 そしてその子が適する環境も限られる。

ゲイシャだけを区別して 収穫するのだって難しい。

それでもゲイシャは高く売れるよー どんどん植えようというのが広がっていくと

世界のコーヒーからは 個性が消えていっちゃうよね。

そこで育ってきた伝統的な種類や そこの土壌や育つフルーツや 野菜の木などで味に個性がでてくる。

いろんなコーヒーを楽しみ続けるために

それがなくなってしまわないように、 わたしはそこにある個性を大切にできるように 消費者の方向も生産者の方向も向く。

わたしはゲイシャを悪にしたいわけじゃないです、 焼かないけど、たまに飲みますよ。

ただ、産地それぞれがもつコーヒーの個性を大切にするカルチャーが継続して、いつか世界が同じ味で溢れちゃうつまらんコーヒーの世界になってほしくないもん….

コロンビアの森で育つコーヒーを案内してくれた可愛い子ちゃん

ということで、今日も自然が生み出してくれた産物に感謝をしつつ、夜までコーヒーを飲みます♡

コロンビアの森のコーヒー農園、 おいしくて環境も素晴らしくて、 きゃわいい子ちゃんが遊んでくれて、

最高だったなぁ。 1日もはやく早く帰れますように。 帰ります…♡

Mariposa Coffee東京都(コーヒー焙煎・販売)

「フェアで豊かな世界を創る」をビジョンに活動しています。コーヒーは遠い国の誰かが作っているのに、私たちは気付かぬうちに「アンフェアトレード」で彼らから搾取をしています。そんな世界を変えたい。

また、コーヒーは「オーガニック栽培」ではからだに入れるものとしての安全性は不十分です。カビ毒・現地由来の水などがコーヒーを飲むと頭がいたい、気持ち悪くなる、などの症状を引き起こしているかもしれません。そんなコーヒーを丁寧に選別、50℃洗い、水蒸気焙煎することで口当たり滑らかで舌に残らない絶品のコーヒーができます。

みなさまへ美味しいコーヒーとの豊かな時間をご提供することで、産地にきちんと入るべきお金が落ちる、よりよい社会の実現の一助をいただけると嬉しく思います。