この畑は8年くらい前に市役所の空き農地バンクに載っているのを見つけ借りることになりました。
市役所に借りたいと連絡をすると、掲載はしているが貸し借りは個人同士で連絡をするようにとのことで、資料に載っている電話番号に電話をかけました。
すると、おばあさんが電話に出られ、登録したのはご主人だが既に亡くなっていること、そして、その土地は小さすぎるために売買が出来なくて困っている。市役所に上げたものと思っているので好きなように使って貰えると助かる。との事でありがたく借りることになりました。
先日のブログに載せた葡萄です。 葡萄は成長が早く苗から2年くらいで収穫ができました。
苗をいただいてから大事に育てていた枇杷です。 今年、実にはならなかったけど初めて人枝花を咲かせ来年は収穫できそう!!と楽しみにしていました。
他にも無花果が2種類、フェイジョア、サルナシはこれから育っていくところでした。
空きスペースには南瓜や紫蘇、茗荷など色々なものが育っています。
借りた時から農薬も肥料も使用せずに大事に大事に育ててきました。
ところが、数年前にお婆さんも亡くなったらしく、その数年の間に田んぼだった周りの土地は宅地になり家が建ち、近くの不動産屋から連絡を欲しいと置き手紙がありました。
連絡してみると、土地の持ち主(息子さん)が誰が耕作しているかわからないが埋め立てるから撤去して欲しいとの依頼があったそうです。
市役所を通して借りたと思っていましたが市役所には記録がないとの事。
今月中に撤去してほしいとの事で葡萄棚は主人の休みの日曜に撤去してきました。
フェイジョア、サルナシだけ鉢に移し替えましたが他のフルーツたちは切られてしまいます。
借りている土地だとこういうことが必ず起こります。 借りているのでしょうがないのですが、かなり切ないです。
周りを見渡せば耕作放棄地で草だらけな土地ばかり。
早く自分の土地を購入したいです。
それにしても切ない。