「そろそろマムシに気をつけないとダメだぞ」
父がそう言って昨日マムシに遭遇したことを話し始めました。
山での仕事は、特に注意深く行うことを常としている父です。
私だったら、ガブガブ噛まれていたかもしれません。
その日、父は猪・鹿用の柵を据え付けていました。
山の畑は、綺麗な形をしていません。
勾配もあれば、隣接する耕作放棄地の伸び放題の笹竹が覆いかぶさってきていたり 材料を持って歩くのさえ一筋縄では行きません。
柵を設置する場所に生えている雑木や草を刈り取っている時、
「ん?!」
父の手のわずか先にトグロを巻いているマムシがいることに気がついたそうです。(ヒェ〜っ!!)
父は、そばにあった棒でやっつけようと考えました。
「マムシは鳴かしたらダメやから、できるだけ一気に仕留めんといかんから焦った」
そこは岩も多く一発で仕留めるのが地形的に難しかったそうです。
父の予想通り、マムシは岩の隙間に逃げてしまったようです。
その話の後、 「 マムシが鳴く」話になりました。
蛇が鳴くなど、聴き始めです。
「鳴くの?」
そう問う我が娘を見る父の顔ときたら・・・。
(『我が娘はマムシが鳴く事も知らんのか!!!!』という顔ですね。)
ぼんやりと生きて来た山の子ですから(笑)知らない事で山の中は溢れております。
「鳩が豆鉄砲を食ったよう。」とは、この父の顔だな。そう思いながら
鳩の顔を見ていました。
続く。
暑いのでしょう。 気がつくと、犬が溶け始めています(笑)。
ちょっと忙しくて、一緒にいてあげられないことが多かったので 今日はいっぱい一緒にいようね。