五島に住み、農業を通じて父とつながる
私達が農家になったのは、父の病気がわかった事がきっかけ 父と1度も一緒に畑に行ったことはなかったし 20歳で親元を離れた私は 両親がどんな仕事をしているのかに興味すら持つことがなかった
そもそも思春期から、けして真面目ではなかったから 父には怒られてばかり お父さんとは分かり合うことなんてない
なんて気持ちを持ったまま、両親の元を離れたから 何かを父に相談したり、分かりあった事がなかった(記憶のなかではねw)
そのまま、家族を持ちあわただしい大阪での生活の中で 五島列島に住んでいた両親の仕事や悩みなんて知る機会もなかった
けれど、五島列島に移住し 事業を広げたり 失敗したり 方向を変えたり するたび、壁にぶつかる度に
ねえ、お父さんだったらどうする? ってたまに考える事がある
経営者の経験はなかった父もきっと不安と冒険と覚悟の 日々だったんだろうなと実感する事が沢山
きっと同じ気持ち、おんなじ悩みにぶつかっていたんだろうなと 思います
小さい頃から30年、この人とはわかりあえなかったと思っていたけど 父と同じ道を歩むことで今頃になってお父さんと繋がっているような気がします
悩みはもちろんだけど良いこともね 今年のメロンの土はイイ感じだとか 今年のメロンの苗は順調とか 今年のメロンは自信作だとか
お父さんに負けないよう、やるじゃんっていってもらえるよう 今年の椿メロンも気合い十分に頑張ります♪