第十九候|蛙始鳴 かわずはじめてなく (五月五日〜九日頃)
水をたたえた田んぼに、 蛙の声がひびきはじめるころ。 蛙が卵を産みにやってきて、 田植えの頃には、田んぼの中を おたまじゃくしたちが元気に泳ぎ回るようになります。
山ではウツギ、ミズキ、ヤマボウシ。 新緑に映える白い花たちが、 次々と初夏の景色を彩っていきます。
昔の人は、春には鶯の「初音」を、 夏には時鳥(ホトトギス)の「一声」を待ちわびました。 たったひと声に、 季節のたしかな訪れを感じ取っていたのですね。

うぶすなは、 5月5日で5周年を迎えました。
食を通じて、心ほどけるひとときを。 そして、日本のゆたかな食資源と美意識を 次の世代へ継いでいけるように。
そんな思いで、 がむしゃらに取り組んできた5年間でした。 食で元気をお届けする立場の私たちが、 気づけばいつも、お客さまから やさしさと励ましの力をいただいてきました。
陽のエネルギーが満ちてくる立夏の今日、 心からの感謝を込めて、 皆さまの心にあたたかな力を お返しできますように。
いつも本当にありがとうございます。
うぶすなを綴る人|平田えり

