うぶすな定期便に同梱させていただいている薬膳茶のご紹介です。 毎月、季節にあわせて、漢方薬剤師の矢野久美子先生にオリジナルでブレンドいただいています。
2月の薬膳茶【金荷桑菊茶】
今年は花粉症の症状が出る時期が早いようです。 今回の薬膳茶はすべて「辛涼解表」という作用を持ちます。 生薬的に「辛」という肺を元気にして発散(解表)する力があります。 「肺」とは東洋医学的に肺や気管支以外に、鼻やのど、目の結膜も含みます。 それらの場所を「涼」作用により、熱を冷ましたり炎症をとります。 この時期の鼻や咽喉、目のかゆみの改善に、また頭をすっきりさせたい時にもお勧めです。
お茶の働き :辛涼解表(のどや鼻など熱感をとりすっきりさせる) 清熱 明目 配合 :金銀花、薄荷、桑の葉、菊花 作り方の目安:熱湯で5分~6分
≪効能≫ 金銀花 :解毒や抗ウイルス作用に優れた生薬です。 鼻づまり、のどのイガイガ、目のかゆみ、皮膚炎などに使います。
薄荷 :熱のこもった感じやモヤモヤをとります。 清涼感があり、鼻や頭をすっきりさせます。
桑の葉 :のどや鼻の炎症をとります。 菊花と相性が良く、熱感のある風邪の初期や頭痛などに良いです。 また高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣予防に健康茶としても。 ※上記の症状がない方が飲んでも問題ありません。
菊花 :桑の葉に似た性質を持ちます。 明目と言って目をすっきりさせたり、目の充血にも良いです。
雨に濡れる蝋梅(ロウバイ)。 節分のしんとした空気のなかで、上品なあまい香りが匂い立ちます。