春は青春(せいしゅん)、夏は朱夏(しゅか)、冬は玄冬(げんとう)というように、それぞれの季節に相応じる色があります。これらの四季と色の割り当ては、古来中国より伝わる東洋医学の考え方に基づきます。
万物は木(もく)火(か)土(ど)金(ごん)水(すい)の五元素からなるという五行論です。自然界に存在する全てのものをそれぞれ五つの元素に分類する理論です。
五行論と聞くと馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちの日常生活の中で、探してみると意外と身近にあるものです。例えば、3月3日の桃の節句や、5月5日の端午の節句などの五節句も五行論に基づいています。
「土用の丑の日にはウナギを食べると良い」という言葉にも五行論が背景にあります。土用は春夏秋冬の各季節の変わり目の前18日間をいい、春夏秋冬と土用を合わせて5つの季節と捉えています。