先日、ある企業さんから「商品を提供していただければ、月間20万PVのメディアでレビュー記事を書きますよ」というご連絡をいただきました。
内容は、 「記事を出せば平均で月3〜10件の売上が見込めて、年間では○○万円になりますよ」 「掲載費は10万円ですが、商品を提供していただければ割引しますよ」 …という、まるで広告のようなレビューのご提案でした。
正直に言いますと—— これをお客様に紹介してしまったら、レビューの信頼性って何?と、自分でも疑問に思ってしまいます。
「レビュー」って、何のためにあるんだろう?
本来、レビューというのは 実際に使った人が、自分の言葉で感想を伝えるもの。 使い心地や感じたことを、他の人の参考になるように、正直に書く。
だからこそ、 「レビューを信じて買ってみようかな」 という気持ちが生まれるのではないでしょうか。
でも、お金を払って書かれたレビューがあふれていたら…。 誰の言葉を信じればいいのか、分からなくなります。
私は、まっすぐな声を大切にしたい
もちろん、PRや広告としてレビューをお願いするのが悪いことだとは思いません。 それもひとつの「伝え方」だと思います。
ただ私は、自分の商品に対して 「本当にいいと思った方の声を、そのまま届けたい」 という気持ちを大切にしています。
だから今回のお話は、お断りさせていただこうと思います。 少し複雑な気持ちになりながらも、 この経験を通して「伝えることの意味」を改めて考えるきっかけになりました。
最後に
みなさんも、ネットでレビューを見るとき、 「これは誰の言葉なんだろう?」 と、ちょっと立ち止まってみると、違った景色が見えてくるかもしれません。
そして、できればこれからも—— 心からの「本物の声」を、少しずつでも届けていけたらと思っています。
#レビューの信頼性 #伝えるということ #広告と本音 #自然な暮らし #ものづくりの想い
