2026/08/21

しあわせの樹 あまくさは、熊本県天草市で柑橘や野菜を育てている小さな農園です。天草の海と山に囲まれた自然豊かな土地で、農薬や化学肥料に頼らず、あまくさ晩柑や甘夏をはじめとした柑橘を約10種類、季節の野菜を5〜6種類ほど育てています。
気候やイノシシの被害など、自然相手ならではの難しさもありますが、その時期にたくさん実ったものは単品で、量が少ないものは季節のセットとしてお届けしています。山に自然と育つタラの芽などの山菜も、季節の恵みのひとつです。
たくさん収穫できた柑橘は、何も加えずに搾った果汁100%ストレートジュースにしています。収穫期のおいしさを一年を通して楽しんでいただけるように、あまくさ晩柑や甘夏みかんの味わいをそのまま瓶に閉じ込めました。
また、栽培しているあまくさ晩柑の皮と、天草産の魚、天草産の塩を使った蒲鉾づくりにも取り組んでいます。地元の小さな家族経営の蒲鉾屋さんと出会ったことをきっかけに、天草の素材を活かした加工品として形になりました。

私たちは埼玉から天草へ移住し、この地で農業を始めました。きっかけは、子どもたちにとって、海と山があり、あたたかく、自然に触れられる環境を探していたことです。
各地を旅する中で、宮崎で天草のことを勧められ、実際に訪れてみたところ、この土地の自然にとても感動しました。
もともと土に触れることや、農業をすることには家族みんな抵抗がなく、自然な流れで今の暮らしへとつながっていきました。
最初は慣行栽培の生産者さんのもとで研修をしていましたが、農薬散布の作業で体に発疹が出てしまい、夜も眠れないほどつらい経験をしました。その出来事をきっかけに、有機栽培の生産者さんでの研修に切り替え、今の栽培方法を続けています。
農薬や化学肥料に頼らずに育てることは、収量や見た目の面で難しさもあります。それでも、農薬を使わずに生物の多様性を大切にすること、化学肥料に頼らず土や環境と向き合うことを、これからも大切にしていきたいです。

農業を続けていると、気候の変化を日々感じます。以前とは収穫時期が変わったり、これまで育っていた木が弱ってしまったり、イノシシの被害に悩まされたりすることも。それでも、その年その年の自然の様子を見ながら、今の天草で育てられるもの、これからの気候に合うものを少しずつ探しています。
老木が枯れていく中で、温暖化が進んでも育てられる強い品種への植え替えにも取り組んでいます。今後は、畑全体にいろいろな果樹や野菜が育つ、季節の恵みを感じられる農園にしていきたいです。
また、農薬や化学肥料を使わずに育てることで、見た目や形、大きさが一般的な規格に合わない作物ができることもあります。そうした作物も「規格外」として安く扱うのではなく、日々の食卓でおいしく楽しんでいただけるものとして、きちんと届けていきたいです。
化学物質に敏感な方や、農薬・化学肥料、洗剤や柔軟剤などが気になる方にも、安心して手に取っていただけるよう、これからも自分たちらしい栽培を続けていきます。
天草の自然の中で育った柑橘や野菜、加工品を通して、食べる方の暮らしに少しでもやさしい時間を届けられたらうれしいです。

2018年1月に埼玉県川口市から熊本県天草市に移住。
世界遺産もあり、雲仙天草国立公園もある美しい自然に囲まれた豊かな土壌と温暖な気候の恩恵を受けながら栽培期間中に農薬、化学肥料、除草剤、防腐剤、ワックス、ホルモン剤を一切使用せずに柑橘をはじめとした果樹や野菜などを栽培しております。
どうしてもスーパーで売られているような綺麗な見た目ではないものになってしまいますが、気候変動や病害虫に耐えて頑張った証として受け取っていただけるとありがたいです。
発送時に同梱させていただく手紙で〝想い〟を伝え続けています。
