日本有数の豪雪地帯である安塚には、雪国ならではの暮らしの知恵が今も息づいています。今も活かされている営みに、「雪室(ゆきむろ)」があります。
雪室とは、温度と湿度を一定に保つために雪を利用した貯蔵庫のことです。
先日、作業スペースを広げたいと作業所の2階を片付けることにしました。
とはいうものの、そこに山積みされたモノの多さに、まずはため息が出ます。
親や祖父母の仕事道具や先人が使用した農具は、それが何なのかもわからないものもあり、埃を被ってどこまで処分して良いものか、躊躇しつつの作業です。
錆びた金物に目をやりながら、「要る」「要らない」の振り分けに時間ばかりがかかります。
親に立ち会ってもらい作業を再開。私の「この道具は何に使っていたのか」に対する親の答えから、当時の暮らしが浮かび上がってきます。電動のこぎりがでる前の、建築のために細分化された刃物の数々。家を建てるのに山から切り出した木を引く金具など、多くの事を自分たちの手で、道具さえも工夫し切り拓いてきた人間の姿が浮かんできます。
少し前に、大正期の新潟の水害について調べた際、そこでも築堤から防災、避難誘導、災害への対応など、地域住民が力を集結し工夫を重ね対応していたことを思い出しました。
「自分たちでやるしかなかった」時代から生まれた道具には、創造力と知恵と手仕事の技術がギュッと詰まっています。そこには必然から生まれた輪郭の美しささえ漂います。
埃を被ったモノたちに文句ばかり言っていたことに、なんだかすまない気がして、いくつかの道具を取り出し水洗いして布でふき、とりあえずは捨てずに次の使い道を考えることにしました。
捨てようと思って臨んだ片付けのはずなのに、逆に面倒を見るものが増えてしまったと、半分苦笑いの気分です。
雪解け水が流れる地面から、待っていたようにフキノトウが淡い緑の葉っぱに包まれた頭を出してきました。
「う、かわいい!」
春をつれてくるフキノトウ。
てんぷらやみそ炒めで春の訪れを味わいます。
もう少ししたら麹チーズケーキにもトッピングして季節限定でご案内します。
雪深い里山に春が来た、そんな喜びを込めて。
先日発売した、里芋の麹チーズケーキ。
三寒四温の日々のなか、少しずつ春も近づいてきましたね。春限定の新商品のご案内です。
安塚の里山で採れた里いもを使った麹チーズケーキを発売します!
今年もホワイトデーが近づいてきました。 「ファインカカオ&ゆずの麹チーズケーキ」はホワイトデーにもおすすめの、ファインカカオの香りとゆずの酸味が口の中に広がる、冬季限定のフレーバーです。
3月10日(木)までにいただいたご注文については、3月12日(土)〜3月14(月)の期間内の配達指定を受け付けております。(離島など遠方の場合、ご希望に添えない場合がございます。)
ご注文時、備考欄にてご希望の到着日時を記載ください。 (システム上、日時選択欄では直近6日以内の日付は選択不可になっておりますが、備考欄に記載頂ければ対応いたします。)
この機会にぜひ一度おためしください。
雪まじりの風が吹きすさんだ1月が過ぎ、気が付けばかたく積もった雪も緩んできました。
窓ガラスの向こうに、冬が去っていく気配を感じる2月の終わりです。
3月中旬に発売予定の「里芋」フレーバー。
里芋は上越市安塚区で栽培された(農薬、化学肥料不使用)のもの。
里芋を生地に入れて焼き上げることで、フワッとした軽さと甘さを感じることができます。
トッピングは、れんこん、ゆず、しょうがです。お楽しみに。
ファインカカオ&ゆず
をオーブンに入れる前のところ…
トッピングがたっぷりで
乗れられない程(笑)
ゆず、さるなし、ピンクペッパー、カカオ、くるみの5種類をトッピング。
口の中で、カカオの香りとゆずの酸味。
そして、くるみやピンクペッパー、カカオの楽しい食感。
ファインカカオ&ゆずは、ホワイトDayまでの期間限定発売です。
今日一日のはじまりは、社内の
おやつ「干し芋」づくりから。
さつまいもを蒸して、皮剥いて、切って、干す。
ただただ、これだけで
とっても美味しいおやつに。
自然な甘さは、心も癒す。
冬のおやつで、幸せなひとときです。