2026/03/21
niconicoyasaiの畑は、瀬戸内海が一望できる景色のきれいな高台にあります。
海からの距離は5km弱。
山からの腐葉土の恵みと、海から届くミネラル。
淡路島ならではの環境が、玉ねぎの甘みや香りの良さにつながっていると感じています。
栽培は、栽培期間中に農薬を使わず、化学肥料も使わない形で行っています。
使用している肥料は、バーク堆肥(木質系の堆肥)です。
「玉ねぎは淡路島」というイメージがある中でも、畑の環境や育て方まで含めて、ここでしか味わえない玉ねぎをお届けしたいと思っています。
私はもともと、2005年から2010年までNGOに所属し、ベトナムに有機農業を広める活動に関わっていました。
その中で、有機農業の学校を立ち上げるプロジェクトにも参加し、2010年からは、現地で有機農産物の生産と販売を行う会社として niconicoyasai を立ち上げました。
2019年からは、日本自然農業協会の方との出会いをきっかけに、ベトナムに自然農業の技術やノウハウを広めるプロジェクトにも取り組んでいます。
コロナ禍を機に、2020年末に故郷の淡路島へ戻りました。
自然栽培を行っている花岡農恵園さんで研修を積みながら、少しずつ就農準備を進めました。
ご縁があって瀬戸内海が見える丘陵地で畑を借りることができ、2025年から玉ねぎの生産を始めています。
淡路島は、野と山と海が近い場所です。
その自然のつながりをうまく生かしながら、地域資源循環型の農業を行っていきたいと考えています。
山裾の休耕田を畑に戻す作業も、少しずつ始めました。
竹藪や野薔薇なども炭素循環させ、腐葉土として土に戻し、畑に炭素を補給しています。
農作業のあとに、瀬戸内海が一望できる景色を眺めながら一息つく時間は、疲れを忘れさせてくれます。
子どもの頃に遊んだ野山や海が、汚染や荒廃することなく、次の世代につながっていくことを願いながら活動しています。
実は、妻が福岡出身なのですが、淡路島に来て玉ねぎを食べたときに「今まで食べてきた玉ねぎと全く違う」と驚き、玉ねぎファンになりました。
葉付き玉ねぎは、弱火でじっくり焼くと、とろっと甘い「焼き玉ねぎ」になります。
新玉ねぎは、空気にさらしてスライスし、サラダでそのまま食べていただくのがおすすめです。
形も食味もよく、やわらかく、じっくり焼くと自然な甘みが出てきます。
新玉ねぎとしては「春一番」や「玉の春」なども栽培しており、水にさらさなくても辛味が少なく食べやすいと感じています。
今後は、竹藪や腐葉土、海藻など、地域で使われていない資源をうまく活用した農業の実践も進めていきたいと思っています。
「環境に優しい農業が、点から線へ、線から面へ」と地域全体に広がっていくような流れができたらうれしいです。
山、里、海。
そして人とのつながり。
すべてが近くにある淡路島で、つながりを感じながら暮らしていけるような未来を目指しています。
淡路島から、「新玉ねぎ」と「葉付き玉ねぎ」をお届けします。
瀬戸内海が一望できる段々畑、潮風と山の腐葉土が育んだ土から生る味わいをぜひ、感じて欲しいです。
