
長野県の伊那谷にも、暑い夏がやってきました。 私たち Minowa Tea Garden では、この時期からいよいよ杜仲の収穫が始まります。
夏に収穫される杜仲葉は、栄養価が特に高いのが特徴です。 収穫量だけを考えれば、秋に収穫した方が多く採れますが、夏の杜仲葉と比べると、どうしても栄養価が下がってしまいます。
だからこそ、私たちはこの暑い時期に、少しでも栄養価が高く、美味しい杜仲茶づくりを目指して収穫に取りかかっています。
収穫は、まず7月上旬に横枝からスタート。 その後、8月になると縦にぐんと伸びた枝についた、大きな葉の収穫に移ります。
ちなみに横枝は、枝ごと切り落としてから、すぐに葉をもぎ取っていきます。これは、葉の栄養価を損なわないための大切な工程です。

今年は、害虫の発生が例年よりも早く、夏本番を迎えるこれからが少し心配なところでもありますが、杜仲茶づくりにとっては一年の集大成とも言える大切な季節。
この夏の2か月間、私たちは夜明けとともに畑に立ち、一葉一葉を丁寧に手で収穫していきます。
とても大変な作業ですが、そのぶんやりがいのある大切な時間。 一人でも多くのお客様に、美味しい杜仲茶をお届けできるよう、これからも丁寧に、まっすぐに向き合ってまいります。