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生産者のお便りとお知らせ

梅雨の晴れ間、杜仲の杜(もり)を歩く。

初夏の訪れを感じさせる、小さな訪問者との出会い。

長野県も梅雨入りを迎え、伊那谷にある杜仲畑も、数日雨が続いていました。 今日はようやく雨が上がり、梅雨の晴れ間に農地を巡回してきました。

私たちの杜仲畑では、化学肥料や化学合成農薬を使わない有機栽培に準拠した栽培方法に取り組んでいます。

ですので、この時期の畑には、たくさんの生命があふれています。 杜仲の木々を見ていると、葉の上でひと休みしている小さなアマガエルに出会いました。

一昔前、杜仲は「強い木」とされ、病害虫の心配が少ないと言われていましたが、実際はきちんと管理しないと、虫の被害や黒星病、胴枯病といった病気にかかることがあります。

特にこの梅雨時期から梅雨明けにかけての、温度と湿度の変化が大きい時期は要注意です。

そのため、私たちは毎年この季節になると、早朝の農地巡回を欠かしません。 アマガエルや蜂は、杜仲の葉につく害虫を食べてくれる頼もしい存在。 時には蜂に刺されてしまうこともありますが、彼らの存在があってこそ、杜仲は元気に育つのだと思います。

自然のバランスの中で生きる命たちに支えられながら、今日も「杜仲の杜」は静かに育まれています。

杜仲茶専門店Minowa Tea Garden長野県(杜仲茶栽培製造販売)

長野県伊那谷にあるMinowa Tea Gardenは、かつて杜仲茶の産地だったこの地で、再び杜仲茶の文化をよみがえらせたいという想いから始まりました。
化学合成農薬・化学肥料は使わず、有機JAS認可の自然由来資材を用いた農法を実践。手摘みで丁寧に収穫し、天日干しと伝統の焙煎技術で香ばしくまろやかに仕上げています。
冷めても美味しく、カフェイン・カロリーゼロで体にもやさしい杜仲茶を、地域の誇りとともに全国へお届けしています。現在、有機JAS認証取得も目指して奮闘中です。

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