前回は移住して約2か月目でのstage4の悪性リンパ腫の宣告を受けたお話しをさせて頂きました。 5回目の今回は乗り越えた闘病生活と今のお店ができたお話を書きたいと思います。
リツキシマブ
2021年6月28日に告知後に入院し、すぐに様々な検査で歯を抜いたり首の細胞をオペで採取したり、オペで腕にリザーバーというものを入れたり。 抗がん剤を始めるのにここまでやる事があることをはじめて知りました。 心身ともに疲れ果てた状態で7月7日に1クール目の抗がん剤治療が始まりました。 夫の悪性リンパ腫の種類が”びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫”だろうとの診断だった為、”リツキシマブ”という抗がん剤を投与しました。
脳にも抗がん剤を投与
夫の腰椎圧迫骨折の原因は悪性リンパ腫の腫瘍のせいでした。 確率は低いがその症状は脳にも腫瘍があるかもしれない。という事で脳にも抗がん剤を入れる事になりました。 聞いた時は、脳に抗がん剤!?驚きました。 説明を聞くとリスクが高そうだったので不安でした。 しかし脳に悪性リンパ腫があった場合は数か月で亡くなってしまうという話しを聞いていたので治療をするしかないと思いました。 というよりも選ぶ権利はないという位、先生の中では決定している感じでした。 そして抗がん剤を腰から注入したそうなんですが、これが激痛だったそうです。 4クール頑張って激痛に耐えましたが、あまりの痛さで先生に相談をして、その後は脳への投与をやめました。 痛みに強い方の夫が耐えられなかったのはよほどの痛みだったんだと思います。 そんな痛みと、頭痛や吐き気、脱毛、痺れなど様々な副作用に苦しみながらも、頑張って予定より1ヶ月早く治療を終えることができました。 最後の治療を終えてPETCTの結果を聞いた時は、今まで経験したことのない嬉しさと安堵感でした。
心と身体、全てのバランスが健康の秘訣。
夫がこの病気になって思った事は、食べ物を気をつけることは絶対に大切だけど、それだけではダメなんだと思いました。 もちろん、食べ物を気をつけていたから、悪性リンパ腫も消えたと思っています。 そして治療を終えて2年半経った今でも、再発もなく元気でいられるのは食べるものを気をつけているからだと思います。 もうひとつ思うのは心もすごく、すごく大切だということです。 夫は何でも考えすぎて悩む性格(私とは正反対笑)なので、移住する前は移住や仕事への不安で、普通には考えられないくらい悩んで落ち込んで不安になっていました。 素人の考えですが今回の病気はそれも大きく影響しているのではないかと思っています。 最近は考えたり、悩んだりし過ぎないように思考を変えているようです。
ファスティングという方法もしっかりと正しい知識を身につけてからが良いかと。
もう1つの原因はちゃんと勉強をせずに素人考えでファスティングをやった事かな、と思っています。 元々痩せていて太らない体質の夫がファスティングをしたら、更に痩せるし栄養も足りなくなるのは当然だと病気になってから気が付きました。(正しい方法を知っている人は大丈夫なのかもしれないです) 病気が発覚した時の体重を見て驚きました。 身長186センチの夫の体重が57キロになっていました。 今は元の体重を超える、人生初の体重になっています笑 これからも食べるものには気をつけて、食べ過ぎず食べなさすぎす、運動もして、心と身体の健康を考えていきたいと思っています。 皆さまも是非自分にあったバランスの良い健康方を見つけて下さい。
次回はがん闘病中にお店オープンに向けて動き出し、KUMAちゃんカレーがオープンしたお話を書きたいと思います。
今回も読んで頂いてありがとうございました。