私はもともとは車関係の仕事をしていました。
野菜作りに関心を持ったきっかけは、ガソリンスタンドに勤めていた頃に農家のお客様から野菜をいただいたことからでした。
この時の野菜のおいしさは、今でも強く心に残っています。
それから農業法人に就職し、右も左もわからないまま農業を学びましたが、会社が閉鎖することになり独立を決意。
機械も何もない状態で鍬一本から農業を始めました。
ちょうど子供が生まれた時期でもあり、「自分の手で作る野菜は、安心して食べられる無農薬のものにしたい」と強く思うようになりました。
最初は有機栽培でスタートしましたが、良質な堆肥を手に入れる難しさ、散布の重労働を続ける将来への不安から、持続可能な農業を模索し、無肥料の自然栽培に切り替えました。
畑周辺の木や竹を炭にして土作りに使ったり、緑肥や雑草を活かした土作り、自然との循環を主に考え試行錯誤を繰り返しています。ここまで来るのに6年ほどかかりましたが、ようやく土が少しずつ応えてくれるようになり、味わい深い野菜ができるように。
何度も台風に畑を荒らされ、塩害で野菜が一夜にして消えてしまったこともあり、続けられないと思ったこともあります。
それでもやめられなかったのは、やっぱり野菜づくり、畑が好きだから。
心が折れそうになっても立ち上がり、ここまで畑と共に歩んでこられました。