畑の個性を決めるのは、地域の気候・風土>>農家の哲学>>取り入れた農法
たべるとくらすと に集うみなさま、農産物を選ぶとき、何を見ていますか?
とりあえずは、農薬や化学肥料がなければいいや~ という方もいれば 〇〇農法のお野菜がいい! と強いこだわりを持っている方もいるのかも。
でも、畑の個性って… 地域の気候・風土>>農家の哲学>>取り入れた農法 の順で、個性が決まるんじゃないかな?! と思っています。
工業化され、太陽のないところに太陽を照らし、空調を入れる…という大掛かりな技術の是非は別として、今は、それぞれの地域の大地での農業のお話に限りましょう。
農業とは、自然界に働きかけて行う”人類の文明の営み”。 高度に工業化された設備でもない限り、当然、自然から逸脱したことはできません。どんなに志を持っても、北海道で行う農業を、沖縄で再現するのはとても困難なのです。
だから、地域にある気候・風土の前には、人の力なんて、ちゃんちゃらおかしい!! 畑がどんなにうまくいっても、その地域の風土の恵みをいただいているだけ。農家の努力なんて、自然界にある太陽、土、水、風…の力の前には微々たるものです。
そんな同じ地域でも畑の個性はかなりのもの。 移住したあとしばらく、すでにある農園で小さな畑を間借りし、仲間と切磋琢磨しながら畑に取り組んでいましたが、隣り合った敷地、そして、一応、”自然農”というくくりの中に、各自、随分と個性豊かなカオスな世界観が広がっていました。

畝の作り方に、その人の思想・哲学が出る
肥料のこだわり、種のこだわり… 農法にはいろいろこだわるポイントがあるのですが、ワタシ的には、畝の作り方が、とても個性豊かなバリエーションが現れるポイントだと思っています。
耕したり耕さなかったり 肥料をすき込む、すき込まない ひたすら高い畝を作る、低い畝をつくる、まったく畝を上げない 畝の幅、その向き 真っすぐな畝、曲がった畝、 デカい丸太を埋め込んだり、刈草の塊を置いたり 機械をつかったりつかわなかったり 平らだったり、デコボコだったり 作るタイミングも
まあ、驚くほどに違う!

地元吉野川の刈草ブロックをつかう、こひめの畝立て。
こひめでは、トラクターは地主さんにお借りしているのですが、畝を立てるためのアタッチメントがない・・・
というわけで、「管理機」という小型の機械を使って畝を立てています。
菌ちゃん農法は本来、40~50センチも畝を高くしなければいけないのですが、そんなに土が上がらない~!!!! すぐに硬い岩盤層となってしまいます。
うちはできる限り、なんとな~く畝が上がったら、そこへ地元の吉野川の河川敷に、定期的に作られる刈草ブロックをいただいてきて、それを畝の上に広げます。
この光景も、始めた当初は地域の方には珍しいもの。通りすがりの方が足を止めて物珍しそうに眺めていったものです(笑)
お住まいの地域の畑はどんなふうに畝を立てていますか? 大型機械ならきっと綺麗な畝になっているでしょう。 ぜひ、観察しに行ってみてくださいね!
