空腹とストレスの悪循環――カロリー制限は脳と代謝を狂わせる

体型を維持するために、いまだに「摂取カロリーが消費カロリーを下回れば痩せる」という単純な計算式が信じられています。しかし「h+diet laboratory」では、商品を設計するうえでカロリーの数値を最重要視していません。
その理由はシンプルです。生理学の観点から見ると、機械的なカロリー管理は短期的にも長期的にも、身体にとってマイナスにしか働かないと考えているからです。
カロリーを極端に抑えはじめると、人間の防衛本能として強い空腹感が必ずやってきます。生存本能である空腹に、意志の力で勝ち続けることは、基本的にはできません。
さらに見落とされがちな問題があります。食欲を無理に我慢すると、脳が危機状態と判断し、ストレスホルモンである「コルチゾール」が過剰に分泌されるのです。
コルチゾールは筋肉を分解してエネルギーに変えようとする働き(糖新生)を持ち、また甲状腺ホルモンの機能を阻害して基礎代謝を下げます。つまり、カロリーを気にすればするほど、身体は「脂肪を溜め込みやすく、燃えにくい省エネ体質」へと変わっていくのです。これが、カロリー制限が長続きしない生理学的な理由です。
インスリンをコントロールする科学――我慢ゼロで健康をデザインすることを常識に

体型維持のために本当にコントロールすべきなのは、カロリーという数字ではなく、ホルモン、とりわけ「インスリン」の分泌量です。
インスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれ、血中の糖を脂肪細胞へと取り込む強力な作用を持っています。血糖値が急上昇してインスリンが大量に分泌されると、脂肪が急速に蓄積されるだけでなく、その反動で血糖値が急落し、脳が「エネルギー不足」と錯覚して偽の空腹感を生み出します。
一方、インスリンの分泌を低く安定させることを意識した食事を選ぶと、空腹感は驚くほど自然に収まります。血糖値の乱高下がなくなることでメンタルも安定し、食べることが好きな人でもストレスなく体型を維持しやすくなります。さらに、インスリンの過剰分泌を抑えることは慢性的な炎症を防ぎ、生活習慣病の予防にもつながります。
「h+diet」が小麦粉・米粉・砂糖をはじめとするあらゆる甘味料を排除し、低糖質にこだわっているのは、こうした理由からです。
私たちが目指しているのは、単に「太らないお菓子」をつくることではありません。人間の身体の仕組み生理学の根拠に基づき、細胞レベルで健康を保ちながら、食べる喜びを妥協しないプロダクトをデザインすることです。
数字の呪縛から解放されて、身体の本質に従う心地よさをぜひ体感してください。
