仕込み2日目
10月22日(水)。 仕込み2日目は、お米を蒸して麹菌を混ぜる作業を行います。 まず、お米をザルに上げ水をよく切ります。 はちどり味噌では、1時間以上水切りを行っています。 水切りの前に、ホースでお米に水をかけ、お米をもう一度すすぎます。

1時間以上水を切ったお米を、せいろに広げ蒸していきます。 お米の量や、白米、玄米の違いでも蒸し時間は変わってきます。 一度に蒸せる量は、約30kgまでなので、はちどり味噌で1回に仕込める最大量だと、2回蒸すかたちになります。 せいろも蒸し器も先代から引き継いだものなので、年季が入っています。 ただ、蒸し器に関しては、そろそろ寿命なようで、買い替えを検討しています。


蒸しあがったお米を広げ、適温まで下げる作業を行います。 温度が高すぎると麹菌が死んでしまいますし、適温でないと上手く繁殖してくれません。 重要な作業のひとつです。 ただし、お店を開けた状態で仕込んでいるので、お客さんが来て作業が止まることもあります。 いつも、この作業中は、「来ないで」と願っています。


適温に下げたお米に麹菌を振りかけ、混ぜ込んで繁殖してくれるようにします。 混ぜ込んだ後、麹玉にして保温していきます。



麹玉にして、18~24時間ほど保温します。 時間はあくまで目安で、大切なのは保温する時間よりも、麹の温度になります。 一旦2日目の作業はこれで終わりですが、室(むろ)の温度と湿度を管理する必要があります。 温度、湿度が基準より上がったり下がったりすると、スマホに連携していてアラームが鳴るようにしています。
