Wise man's FPLについて

北海道で完全無添加のベーコンや燻製を作っている小さな食肉加工研究所です

大自然に抱かれた北海道の大地で、自然なものを追求した食肉加工を行っています。 原材料はお肉と塩だけをテーマに、厳選した原材料を使用し、昔ながらの製法と独自の技術を取り入れて製造しています。 看板商品はBIOベーコンです。お肉はフランス産の放牧育成の豚肉と、塩は長期熟成の非加熱天日海水塩を使用。 鴨ロースの燻製もおすすめです。こちらも使用するのはこちらもベーコン同様お肉と塩だけ。タイ産の鴨を臭みを出さないようにしつつ、風味や味わいを楽しめるように丁寧に仕上げております。 製造から販売まで基本一人。機械に頼らず、経験や感覚ですべての工程を行う必要があるためです。 商品は添加物使わないので量産はできませんが、無添加はもちろん、おいしいものを安心安全に手に取りやすく使い勝手良いものを心がけております。

どの製品作りでも、無駄なところが出ないようフードロスのない仕組み作りも行っております。 規格外の部分も加工し、子ども食堂や保育園の給食、飲食店などで使ってもらうなど、精肉から商品にあるまですべて使い切っています。 北大トラウトシリーズでは、研究で養殖した魚の有効活用とし今まで廃棄物として処理されていた魚を製品化。 魚の身以外の部位は養鶏場で餌として使っていただき、その後の鶏糞は近隣農家さんで肥料として使ってもらっています。 スモークチップも地元の間伐材を有効活用し、スモークチップとして使用しております。 私自身ハンターとして有害駆除も行っており、鹿のお肉も食べきれない分はペットフードに加工することも。 ハンターの経験により、命を頂くということ、無駄にしないことをより強く考えるようになりました。

趣味の燻製からより美味しく健康的であるよう追求が始まりました

燻製を商品化して販売を始めたのは2021年。 もともと10年くらい前から仲間内で楽しんでいた燻製を、もっと多くの方に食べていただきたいという思いで始まったのが「Wise man’s FPL」です。 お酒も好きで燻製は飲みながら楽しく作っており、当時は商品化までは考えていませんでした。 道南地区は魚が美味しいところですが、なかなか燻製屋はなく、だったら自分たちで作ろうと思ったのが燻製作りのきっかけです。 また、FPLを始める数年前、ハンターとなりエゾシカなどを狩猟して素材として手に入れるようになりました。 北海道で獲れるこの自然の恵みである鹿肉を、より多くの方に知っていただきたく流通させたいということから商品化がスタート。 生肉は加工場の基準で難しかったため、昔から親しんでいた燻製はどうかなと思ったのです。 そんな矢先にコロナ禍となり卸先を探すことも難しくなりましたが、そこからレシピ開発など真剣に考案。 当店の商品は使用原材料も厳選したもので、すべて化学調味料、発色剤、保存料など無添加で製造した製品です。 製造方法もヨーロッパの昔ながらの製造技術をベースに、独自の技術を取り入れた製造方法です。 燻製室も手作りの他でまねのできないものを使用してます。 一般的なものとは違う、安心と美味しさを研究し、手に取りやすくお料理にも使いやすい商品を目指しました。

無添加にこだわるのは、自分たちがおいしいというものを作るためです。 私が北海道の自然に囲まれた環境で育った影響もあり、添加物や化学調味料の味に違和感を感じていました。 実家はすごく田舎で、朝に鹿が海に降りてくるような場所です。海に行くならウニをとってきてといわれるような環境で育ちました。 食べるものは素材がとても美味しくて、寿司ですら外で食べられない時もあるほど。 若い時は添加物が普通に使われている市販品も食べることはありましたが、添加物が入っている食品には敏感になりました。 特にベーコンは違いをすごく感じるものです。燻製を作るようになって、自分で作る方が断然美味しくできると思いました。 Wise man’s FPLでは余計なものを使わなくても良いものは出来ると考え、昔ながらの製法で求めている方に届けたい思います。 以前お客様との会話の中で、お子さんが脂身がダメなの。という一言を聞きました。 それならば、と脂身の極力少ないササミを使用した製品を開発し、それから半年後くらいにそのお客様と再会してお子さんが喜んで食べてくれましたとご連絡頂いたことがあります。 この時は本当に嬉しくて、活動を始めて良かったと自信もつき、この出来事が今の私の原動力かなと思います。

安心して食べられる食肉加工品かつ美味しいもの作りにこだわり続けます

北海道食材だけにこだわるのはなく、もう少し広い感じで考えており、ベーコンに使う肉はフランス産の豚を選びました。 国産の方が予防接種やホルモン投与などしている豚が多いので、北海道産にこだわらず、食材の安全なもの、という方に重点をおいています。 そしてとにかく美味しいこと! 自分の好きなことにこだわっているので、ベーコンには相当試行錯誤をして納得のいくものを作りました。 始めた当初は材料も粗末なもので、美味しいものが出来上がるまで本当に苦労がありました。 食材探しは特に苦労し、良いものは道内にも確かにあるのですが価格が高く、1ヶ月に1〜2頭分しか手に入らないとなるとお客様に大T解け出来ない。 もっといい肉を使いたいという気持ちもありますが、手に取って食べていただくためには価格も大事だと考え今できる精一杯の選択をしています。 思い返せば食材探しや作り方など本当に苦労も多かったのですが、今ではそれも楽しい思い出です。これからもたくさんの試行錯誤を重ねて楽しみながら商品を作っていきたいと思います。

食肉加工製品は食べたいけれどもいろいろなものが入っているので避けているという方も多いのではないでしょうか。 食品に不安がある方にも安心して手に取ってもらいたい。 小さい工房だからこそ出来ることがあると思い、生産量など多くはないですが長く愛される製品を作り続けたい。 そんな思いで食肉加工の研究を深め、今後もより良いものを作っていきたいと思います。 そして、食事に気をつけている方に注目していただくことも嬉しいですが、まだあまり関心がない人にも伝えることができれば嬉しいです。 製品の特徴や私自身の思いなどを伝えるということはなかなかに難しい。 普通に陳列しているだけでは手に取っていただけないので、工場での直販はもちろんイベントなどでできるだけ説明できる状況での販売に力を入れています。 函館近郊であれば、燻製といえばWise man’s FPLと言われることも増えてきました。 無添加ということにこだわりを持つ方にはもちろん、ただ美味しいということだけで選んでいただく方もいらっしゃいます。 看板商品のBIOベーコンの他にも、様々な食材での燻製も考えていきたいです。 これからも体に良くて美味しいものを追求し続けていきたいです。