息子の難病をきっかけに私たちは始まりました
息子6歳、原因不明の腎炎発症
私たちがおやつづくりを初めたきっかけ、
それは、わが子の病気でした。
当時6歳の息子が突如の血尿、そして緊急入院。
入退院を繰り返すも なかなか症状の改善は見られず、3年後腎生検を受けることに。
告知
生検を終え息子は、厚生労働省の指定する難病”IgA腎症”であると 診断されました。
息子の腎臓からは、重症患者にみられない組織が検出され、 担当の医師は
「治ることはない。」ことを告げられました。
投薬治療のはじまり
それからも普通に生活できる状態ではなく、 入退院の繰り返し。
症状を緩和させるためにと、まだ未熟でちいさな体に、 多量のステロイドと免疫抑制剤の投与も開始されました。
そうなると、いままでの病状に加え、 ステロイド特有の副作用も現れはじめ 息子の顔はパンパンにむくむ始末。
「本当に治療になっているのか」
「わたしは息子を苦しめているのではないか」
その考えがぐるぐる頭を駆け巡っていました。
(入院中の病院内にて。投薬治療前)
無添加を知り、実践してみる
そんな中、わたしたちは、添加物を摂らない食事療法と出会います。 半信半疑な気持ちもありましたが、無知ながらもなにか腑に落ち、 まず調味料をすべて買い替えることからはじめました。
粉末調味料は捨てて、 それからは、こんぶや野菜など自然のものでだしをとる暮らしへ。
医師がくれた言葉
食事に気を配りだして 10年以上の月日が流れ、 あの日、医師に”治らない”と言われた息子は、20歳を迎えています。
今は熊本の家を離れ、 ひとり暮らしをできるほど元気になりました。
なにより、一番驚いたのは、息子自身ではないでしょうか。
彼は自分の体で実感しているのでしょう。 今でも出来合いのものは使わず、毎日自炊をしながら暮らしています。
主治医からは「君は奇跡だね」と言われました。 この言葉は本当に嬉しかった。
『からだは、食べたものでできている。』
思えば、当たり前でシンプルなことです。 幼かった我が子が、 自分の小さなからだを通して、 わたしたちに教えてくれた大切な学びとなりました。
三度の食事がとても重要なことはもちろん、 おやつで口にするものも大事にしたい。
安全なおやつでみんなを笑顔に
息子の闘病中、私たちは彼の笑顔になかなか会えませんでした。
今まで元気で暮らしてこられて気付かなかったのですが その時初めて、病気は人の笑顔まで奪ってしまうんだと気付いたんです。
笑顔で頑張っておられる方もたくさんおられますし 息子も弱音を吐かず、ベッド上安静の時も、苦しい検査や治療にも頑張ってくれていましたが、前のように屈託なく笑う息子の笑顔はなく 健康と笑顔のつながりを実感しました。
おいしくて安心なおやつで、みんなを笑顔にしたい。
そんな思いで始まったのがわたしたち「 Lepo/レポ 」そして 「ぱんだとねこ」です。 お豆やナッツ、そしてお米などの粒は、 それ自体で発芽できるパワーをもつスーパーフード。
お米や大豆はなにより、日本人が古来から食してきた日本人のからだに合った食べものです。 お豆は、できれば粉砕した加工品ではなく、 そのままを自分の歯で噛み砕き、 「ホールフード」で摂取していただくことも 大切な要素だとわたしたちは考え、 Lepoでは大豆のホールフードおやつを製造しています。
「ぱんだとねこ」の有機豆乳を使ったヘルシースイーツ
そして、「ぱんだとねこ」では より、幅広い皆さまにお楽しみいただける グルテンフリーのお菓子を製造しています。
ぱんだとねこのお菓子がみなさんを応援できますように。 わたしたちは、みなさまの健康を、笑顔を願いながら、日々丁寧にお作りいたします。