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「土佐の小京都」 四万十市

2024/06/05

小京都とは

こんにちは、中村魚市です。

「小京都」とは、古い街並みや景観が京都に似ていることから名付けられた、街の愛称のことです。
公式に小京都と名乗れるのは全国京都会議に加盟した自治体で、次の条件に1つ以上合致していれば承認されます。

①京都に似た自然景観、町並み、たたずまいがある
②京都と歴史的なつながりがある
③伝統的な産業、芸能がある

ここ四万十市も昔から「土佐の小京都」と呼ばれてきました。

①京都に似た自然景観、町並み、たたずまいがある
関白一條教房公は、京都を模した碁盤の目状の街づくりをしました。昭和21年の南海大地震で昔ながらの街並みはほとんど残されていませんが、現在でも碁盤の目の街並みや鴨川や東山など京都に見立てた地名やゆかりの神社などもあちこちに残っています。

②京都と歴史的なつながりがある
起源は室町時代。応仁の乱の戦火を避けるため、関白一條教房公は中村(現・四万十市)に中村御所を構えました(現在の一條神社)。

③伝統的な産業、芸能がある
「大文字の送り火」や土佐一條公家行列「藤祭り」、「一條大祭」などの京文化の名残りもあります。

四万十市は、「小京都」の3条件を全て満たしているのです。

全国小京都会議は、昭和60年に京都を含めて26ヵ所で発足しました。同会発足のきっかけは、四万十市が作りました。

四万十市中村では毎年11月に「一條大祭」で奉納する御神火を、京都下鴨神社からいただいておりました。
京都との繋がりを大切にしてる四万十市の文化が一つのきっかけとなり、3年後に全国京都会議が発足したのです。

現在は40の自治体が加盟しており、全国に広がっています。

中村魚市高知県(魚市場・水産加工品製造販売)

四万十川が海へ注ぎ、土佐湾と出会う場所。
その自然の循環の中で、四万十の魚は育まれています。

中村魚市は、四万十市の公設市場で
昭和52年から魚を扱ってきた卸売業者です。

市場を守る立場の私たちは、
自分たちのために魚を選ぶことはできません。
だからこそ、行き先のなかった天然魚に
いちばん美味しい役割を与えることを考えてきました。

鮮度の良いうちに板前の技で手を入れ、
無添加のまま瞬間冷凍。
流水解凍5分で、四万十の味を再現できます。

四万十の天然魚を食べることは、
この市場と自然を未来へつなぐこと。
私たちはそう考えています。