


昨年から手掛けていた杜仲茶のペットボトルの新商品が、ようやく手元に届きました。
昨年まで販売していたペットボトル商品のラベル更新にともない、パッケージ変更だけでなく、原材料の見直しも行いました。
実は昨年末、旧ラベルの杜仲茶に注文が殺到し、工場の在庫がなくなってしまうという事態が発生しました。そのため、新商品の入荷をとにかく心待ちにしていました。
話は戻りますが、これまでのペットボトルには長野県産の茶葉を使用していました。しかし次の新商品では、どうしても自社農園で夏に収穫した手摘みの杜仲葉を100%使用したペットボトルを作りたいという思いがあり、今回ついにそれが実現しました。

先日、ようやく有機JAS認証団体による現地調査を受けることができました。
申請からここまで来るのに1年以上。農地が複数箇所に分かれていることや、人手不足などもあり、想定以上に時間を要しましたが、ようやくスタートラインに立てたような気持ちです。
私たちが有機認証の取得を目指した理由は、とてもシンプルです。
それは、杜仲茶を選んでくださるお客様に「安心できる根拠」をきちんとお伝えしたいと考えたからです。
杜仲の栽培においては、これまで化学肥料や化学合成農薬に頼らない方法を続けてきました。
ただ、その取り組みを言葉だけで説明するには限界があります。第三者機関による認証は、私たちの姿勢を客観的に示す大切な手段だと考え、有機JAS認証に挑戦することを決めました。

杜仲の本格的な剪定は、まだ雪が残る初春から行います。それまでの冬のあいだは、枯れ枝の除去や混み合った不要な枝を整理するなど、いわば下準備の期間です。
枯れた枝や傷んだ幹をそのままにしておくと、そこから黴菌や病原菌が侵入し、木全体の健康を損なう原因になります。杜仲は生命力が非常に強い木として知られていますが、管理を怠ると、思いがけない病気や環境の変化によって弱ってしまい、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。

家でお茶を淹れる…
そんな日常は、もう一昔前のこととなり、今ではペットボトルが当たり前の時代になりました。
だからこそ、家でお茶を淹れるひと手間が、ささやかな贅沢に感じられます。

本格的に寒くなってきたこの時期に、ぜひ楽しんでいただきたいのが杜仲茶の新しい飲み方です。
身体を温めるスパイスと、やさしくまろやかな味わいの杜仲茶。
一見意外な組み合わせですが、スパイスの香りがふわっと立ち上がり、心までほぐれるようなやさしい味わいに仕上がります。
杜仲茶は、ホットやアイスで飲むだけでなく、実はさまざまなアレンジが楽しめるお茶。
その楽しみ方のひとつとして、今回は「杜仲茶チャイ」をご紹介します。
ノンカフェインなので、夜のリラックスタイムにもおすすめです。

自社農園には、シンボルツリーとして大きく枝を広げる杜仲の木が2本あります。春の日差しが心地よくなる4月上旬、枝先には控えめで可愛らしい花を咲かせ、梅雨を迎える頃には固く締まった実をつけます。初夏の風に揺れるその姿は、季節の移ろいとともに命を育む、杜仲ならではの静かな力強さを感じさせてくれます。

7月に始まった杜仲(とちゅう)の収穫作業は、秋の訪れとともに無事終了しました。夏場の畑では、まだ薄暗い日の出とともに作業がスタートします。朝の澄んだ空気の中で葉をひとつひとつ丁寧に摘み取り、日中の厳しい暑さを避けながら進めていく収穫作業は、まさに自然と向き合う時間そのものです。
そして、暑さがやわらぐ夕方には、収穫した杜仲を広げ、じっくりと乾燥させる工程が待っています。天候を見極めながら行うこの作業は、品質を左右する大切な時間でもあり、気を抜けない日々の積み重ねでした。
気づけば季節は足早に移ろい、いつのまにか秋を通り過ぎて、冬支度に追われる頃となりました。朝晩の冷え込みが増し、畑の景色も少しずつ冬の色合いへと変わっていきます。厳しい冬が訪れれば、杜仲の木々は休眠の季節に入りますが、その先には再び生命が息吹く春が待っています。自然のサイクルを感じるこの時期は、私たち農に携わる者にとって、気持ちを整える節目でもあります。

本格的な杜仲葉の収穫が始まり、畑は朝から活気に包まれています。夏の日差しの下、青々と茂った杜仲の木々が風に揺れるたびに、独特の香りがふわりと広がり、いよいよこの季節が来たのだと実感します。7月後半からは収穫も最盛期を迎え、8月に入ると横枝から、縦にまっすぐ伸びた本枝の収穫へと移ります。葉の厚みや艶を見極めながら、ひと枝ずつ丁寧に摘み取る作業は、集中力と体力の両方を必要とします。
そんな中、障がい者の方々の就労支援という素晴らしい活動をされている施設のスタッフの皆さんが、杜仲葉の収穫体験に来てくださいました。皆さんは炎天下でも笑顔を絶やさず、真剣に収穫方法の説明を聞き、いざ作業が始まると経験者顔負けの手際の良さに驚かされました。スピードだけでなく、葉を傷めないように丁寧に扱う姿勢は、私たちにとっても大きな学びとなりました。

長野県の伊那谷にも、暑い夏がやってきました。
私たち Minowa Tea Garden では、この時期からいよいよ杜仲の収穫が始まります。
夏に収穫される杜仲葉は、栄養価が特に高いのが特徴です。
収穫量だけを考えれば、秋に収穫した方が多く採れますが、夏の杜仲葉と比べると、どうしても栄養価が下がってしまいます。
だからこそ、私たちはこの暑い時期に、少しでも栄養価が高く、美味しい杜仲茶づくりを目指して収穫に取りかかっています。
収穫は、まず7月上旬に横枝からスタート。
その後、8月になると縦にぐんと伸びた枝についた、大きな葉の収穫に移ります。
ちなみに横枝は、枝ごと切り落としてから、すぐに葉をもぎ取っていきます。これは、葉の栄養価を損なわないための大切な工程です。

本日は、梅雨の晴れ間を見計らって、杜仲畑の除草作業を行いました。
6月中旬に草刈りをしたばかりですが、わずか10日ほどで驚くほど雑草が伸びており、自然の力強さを感じます。
この時期は雑草の勢いも旺盛ですが、それに負けじと杜仲の木々も枝葉を伸ばし、大きな葉を広げはじめます。私たちの畑では、草をやや高めに刈り、そのまま細かくして土に還します。これにより、緑肥としても活用しながら、再び命へと循環していく土づくりを目指しています。
雑草は単なる邪魔者ではなく、その土地に必要な栄養素を含んでいたり、土の状態を教えてくれる存在でもあります。雑草の種類や育ち方を見つめることで、自然が何を語ろうとしているのかを感じることが、とても大切だと思っています。
