2026/03/13
天と0と地(あとれとわ)は、フィリピン・パンガシナン州産の天日海塩を、北海道虻田郡豊浦町の塩蔵で長期間熟成させた「あとれとわの塩」を製造・販売しています。
パンガシナン州は「塩の大地」「塩が生まれる産地」という意味を持ち、火山性地質の大地から森のミネラルが川を伝って海へ流れ出ることで、ミネラル豊富な海水が育まれる、塩づくりに適した場所なのです。
この天日海塩を、湿度が高く寒暖差の大きい北海道豊浦町の塩蔵で2年以上、または5年以上という長い歳月をかけて熟成させています。
人工的な熱を使わず、太陽と風だけで結晶化させまた豊浦町で熟成した天日塩には、塩化ナトリウム以外のミネラルが多く含まれ、角のないマイルドな味わいに変容していくのです。
あとれとわの塩は、旨味と甘味を強く感じる塩で、素材の味を引き立て、料理全体をまろやかにまとめ、味わいを豊かにしてくれます。
化学添加物や固結防止剤は一切使用せず、非加熱、非再処理で、自然と人力、長い歳月を掛けてできた塩なのです。




塩との出会いは20年ほど前、シュタイナー幼児教育を取り入れた森のようちえんを仲間と立ち上げ活動していた頃に遡ります。
自然を愛する心を育てることが未来の地球にとって大切だと確信し、子どもたちと向き合う日々を過ごしていました。
2011年3月11日の東日本大震災による放射能物質の脅威を受け、当時1歳と5歳だった子どもたちを守るため、母子避難を決意し北海道へ移住しました。
新しい土地での生活が始まり、子どもたちをシュタイナー学校に通わせながら、食事への意識がより強くなっていきました。
放射能物質からカラダを守るために安全で解毒にも役立つ塩を探し求める中で、ご縁によりフィリピン・パンガシナン産の塩との出会いが!
使ってみると、他の塩には感じなかった、素材の味を引き立て料理全体をまろやかにまとめてくれる力に驚きました。
その後、塩にバランス良く含まれるミネラルは血液や細胞内液に近く、本来あるべき塩は「減塩してはいけない」ことを知り。
心とカラダが欲する量を適切に摂ることが大切であり、それは料理を美味しいと感じる要素でもあります。
最初は起業や販売をする予定はありませんでしたが、このお塩を広めて欲しいとの熱い思いを受け、無農薬林檎の販売をきっかけに販売を開始、口コミでご愛用者さんが増えていきました。
暖簾分けの機会をいただき、これまでの学びや経験から「最高のお塩を世の中に広めたい」と強く思うようになり、2018年に起業。
本格的にオリジナルの『あとれとわの塩』として、北海道豊浦町での熟成・製造販売を開始しました。
尚、パッケージでは熟成を塩蔵静置と言い換えています。




天と0と地の塩は、年月を重ねると塩化ナトリウムは78.7%(一般的な食塩は99%以上)となり、ミネラルがバランスよく豊富に残ります。
寒冷地の北海道、冬はマイナス10度を下回りながらも夏は湿度や気温も高い豊浦町という環境が塩づくりに大いに適しており、優しくも力強い、他にはない味わいを持つ塩に育っていくのです。
熟成の工程では、基本的に人が介入せず、自然の力に委ねることを大切にしています。
時間が経つことで塩の分子の結合が強固かつ調和的になり「熟成」していくという、昔ながらの塩づくりの考えに基づいています。
クズ取り作業は目視による手作業で丁寧に行い、フィリピンの塩田で混入した植物の繊維などを取り除いています。
普段から食生活にこだわり、ミネラルバランスが整っている方には、より違いを感じていただける塩ではないかと考えています。
自然や時間は人が思いもよらないエネルギーを与えてくれます。
そのエネルギーや時間と共存した生き方、ものづくりを通して、地球も人も癒せたらこの上ない未来への遺産となっていくと信じ、活動を続けています。
自然環境への配慮として、自宅横の雑草地を開拓し、バイオダイナミック農法のプレパラート(自然由来の調合剤)を撒いて空気や土壌を浄化しています。
白樺やイタヤカエデを植樹し、将来誰かが樹液やシロップを採れるような森づくりも行っています。
地球環境の改善、人の健康の改善、底上げ、自然との調和、人々の心の平和を生み出すために、自分自身ができることで一端を担いたいと思っています。






自然と人のあいだにある「調和」を大切にしたショップです。
あとれとわの塩をはじめ、梅醬味噌ペーストなどの発酵・伝統食品、野草や自然素材を活かした商品など、日々の暮らしの中で、カラダと心を静かに整える食をお届けしています。
私たちが大切にしているのは、「足すこと」よりも「余計なものを入れないこと」。
素材そのものが持つ力、土地の気候や微生物、人の手仕事が生む本来の味を尊重しています。
選ぶ素材は、農薬や化学的な処理に頼らず、自然の循環の中で育まれたものだけ。
生産者の想いと背景まで含めて、 安心して口にできるものをお届けします。
食べることは、生き方を選ぶこと。
毎日の食卓が静かに整い、暮らし全体がやさしく巡りはじめるきっかけとなることを願っています。

