発酵前だからこそ味わえる、もうひとつのカカオ
シンチャオ♪
カカオ豆は「チョコレートになる前の原料」というイメージが強いと思います。 でも実は、収穫して間もない生のカカオ豆には、発酵や焙煎を経たものとはまったく違う魅力があります。
生カカオ豆は、白くて甘い果肉(カカオパルプ)に包まれています。この状態の豆は、まだチョコレートの香りはありません。その代わりに、ほのかな酸味、青さ、ナッツのような風味、そしてカカオ本来の苦味が感じられます。少し意外かもしれませんが、きちんと扱えば家庭でも十分に楽しめる食材です。
まず、いちばん簡単なのが「軽く煎る」方法です。 フライパンで弱火〜中火、油は使わずに数分。表面が乾き、香ばしい香りが立ち始めたら完成です。完全な焙煎ではなく、“半生”のような状態がポイント。噛むとカリッとしつつ、中はしっとり。ナッツと豆の中間のような味わいになります。そのまま食べても良いですし、塩をほんの少し振るだけでも印象が変わります。
次におすすめなのが、刻んで使う食べ方です。 軽く煎った生カカオ豆を包丁で粗く刻み、ヨーグルトやサラダにトッピングする。チョコレートほど甘くないので、料理の邪魔をせず、食感とほろ苦さをプラスしてくれます。オリーブオイルや蜂蜜との相性も意外に良く、「デザートと食事の中間」のような使い方ができます。
さらに、発酵に入る直前の生カカオ豆は、加工の余地がとても大きい段階です。 加熱を抑えることで、ポリフェノールを比較的多く残せる点も特徴のひとつ。OCAでは、この“発酵前の状態”を単なる通過点ではなく、ひとつの完成された食材として捉えています。
カカオは、チョコレートになる前から、すでに美味しい。 家庭でほんの少し手を加えるだけで、その可能性に触れることができます。
「まだ知られていないカカオの入口」として、生カカオ豆を楽しんでみてください。
注記) 2026年現在、ベトナムをはじめ多くのカカオ生産地の生のカカオの果実カカオポッドの輸入が日本では禁止されています。 OCAが日本に生のカカオポッドを正式に輸入したのは、2020年5月でした。それを最後に残念ながら日本へは限られた国(中米のメキシコ等)以外は、日本への輸入ができません。
とても残念です。一日も早く生のカカオの輸入が解禁し再開されることを願っています。
