西島農園について

静岡県の熱海市で自然農法の柑橘を栽培する観光農園です

静岡県の熱海市で自然農法の柑橘類を生産している西島農園です。 江戸時代より代々農業を営んでまいりました。曾祖父が130年ほど前に山林を拓いてミカン栽培を始め、祖父が温泉の宿泊客を主な対象としてミカン狩りを始めました。 自然農法で土の力を最大限に生かすように工夫をしながら、主に温州ミカン、レモンを生産しています。 自然農法で安心・安全な栽培をしていることが理解され、毎年、熱海市内の幼稚園・保育園・小学校の子どもたちの体験的な学習の場としても活用して頂いております。

柑橘農園を始めた経緯

父、西島多嘉平は熱海市内の小学校の校長、教育委員会の委員長を務めるなど長く教職にあり、兼業でみかん園を経営しておりました。 今でいうところの半農半Xであったため、農協等へ出荷するほどの生産はできず、景観の良い畑であったため10月から12月の収穫期に観光農園としてみかん狩りを営んでおりました。 私も、定年を迎えるまで近くの小学校長を務めるかたわら、ミカン作りに従事してまいりました。 収穫量や秀品率を意識しなくてよいことや、教職にあったことから公害や薬害への関心が強く、1990年代に低農薬低堆肥への転換をいたしました。 自然農法を中心とする生育によって、酸と糖度のバランスを保つ伝統的な食味の温州みかんを生産し、お客様よりご好評を頂いております。 これまでは自然農法のために秀品率・生産量が厳しくなり、販売はみかん狩りのお客様を中心とした対面販売がほとんどでした。 しかし、お客様の農薬への関心、アレルギー等で慣行栽培の農作物が食べられないお客様などのご要望を受け、ネットショップで自然栽培の作物を求める全国の皆様にもお届けしております。

自然農に関心を持っていただけるよう農業に邁進して参ります

学校教育における人材育成と同じ意識で農作物を生産しております。 自然・土の力を生かし、薬や堆肥を極力使わず、緑肥や生物による力を考え、自然農での生産です。 将来的に農地の整備や貯蔵設備の整備を行い、有機JASの圃場認定を目指しており、使用資材は圃場内の緑肥や剪定材などのウッドチップ、農地内で伐採した木材や竹など最終的に自然に戻ることができるものを多く利用しております。 また、外部から持ち込む必要のあるものや化学的な製造の資材に関しては極力少なくなるよう意識しております。 小さいお子様がおられるお母さまやご高齢の方、アレルギーやアトピーでお困りの方などにおすすめしたい柑橘です。 どうしても外観は厳しくなりますが、安心・安全で健康な生産物をお求めのお客様にお届けできれば幸いです。 自然や土を生かしながら、剪定術や圃場の環境づくりなど、栽培技術につきましては最新の研究をもとにどん欲にアップデートしていきたいと考えております。 観光農園としてみかん狩りは今後も続けていくつもりです。 人と人とのご縁、自然への感謝を第一に営農していきたいと考えております。 また、高齢化の進む熱海の農業を活性化できればと考えております。 自然農・有機栽培の農作物を生産し、今後とも皆様に農業・農作物へ関心を持っていただけますよう柑橘の生産を続けていきたいです。