黒川つばくろ農園について

山あいの黒川で、自然と共に歩む小さな農園です

岐阜県白川町黒川の静かな山あいで、お米や原木椎茸を中心に、農薬・除草剤を使わずに小麦、お茶、野菜、大豆などを育てています。 標高約500mの寒暖差のある気候は、一般に作物の味が良くなると言われます。このような環境の中、山あいに点在する小さな田んぼでは、お米をはざがけでじっくり乾燥させて更に美味しくなるよう栽培しています。今年は近代品種と希少な在来種の19種類の栽培に挑戦しました。 原木椎茸は、箱岩山の麓の森で露地栽培しており、自然に近い環境で栽培しています。良い意味で「椎茸まかせ」で栽培しているため、春と秋にしか出ない希少な椎茸となっています。森林の息づかいをそのまま取り込んだような豊かな香りと、天然に近い旨味が特徴です。

遠回りしながらたどり着いた「ほんとうにやりたかった農業」

2016年、妻の転職をきっかけに高知県へ移住したことが、農業を始める最初の一歩でした。 そこで無農薬柑橘の栽培に携わり、作物を育てる喜びをあらためて実感。 しかし、家族の大病により、思うような就農につながらない時期が続きました。 その後、ご縁の深かった長野へ移り住み、土地を探しながら数年間過ごしましたが、こちらでも納得のいく環境が見つからず、視野を広げて探し続けたところ、現在の岐阜県白川町黒川と出会いました。 そこは有機農業が盛んな地域で、師匠となる方とのご縁にも恵まれ、1年間の研修を経てようやく念願の就農が叶いました。 埼玉の田園地帯で育ったこともあり、いつか米作りをやってみたいと幼い頃から思っていました。 右手の怪我で作業が思うように進まなかった年もありましたが、今年は田んぼも広くなり、ようやく本格的な収穫を迎えることができました。

白川町でこれからも有機農業を

新規就農3年目の今は、まず作物それぞれの収量を安定させることを大きな目標としています。 無肥料栽培の課題を補うため、秋には緑肥となる植物の種子を播きました。土を整え、翌年の稲作に向けて準備を進めています。 田植え後の初期除草を確実にするため、アイガモロボットの導入も検討しており、負担の大きい除草作業を少しでも軽減できればと考えています。 原木椎茸は、来年も原木の数を増やす予定です。今年の春から本格的に椎茸が穫れはじめ、これから収量が年々伸びると考えています。今後はより安定した供給ができそうです。 また、現在も椎茸のコマ打ち体験やお茶摘み体験などを行っていますが、今後は干し椎茸の使い方教室、当園の大豆や麹を使った味噌の仕込み体験会などを開催して、多くの方々とご縁をいただけたらと思っております。 年齢的には、決して若いとは言えない私たちですが、有機農業をできるだけ続け、安心して食べられるものをこれからも長く皆さまにお届けできたらと願っております。